南ア北部 小入笠山 (1870m) 2011年8月9日
所要時間 4:49 駐車場−−5:04 小入笠山−−5:22 駐車場
概要
入笠山駐車場より往復。山頂まで車道があるが牧場内で立入禁止。早朝にゲートを越えた。牛はおらず鹿がたくさんいた。山頂は小さな天文台と廃止された電波中継所あり。小さな露岩が最高点。車道途中の草原の展望がいい
入笠山はずいぶん前に登ったことがあるが、当時は山名事典は存在せず小入笠山の存在は知らなかったし登ることもなかった。場所は入笠山の北側で鞍部を挟んだ反対側であり、エアリアマップでは大沢山と表示されているピークだ。山頂まで車道が記載されており藪漕ぎは不要そうだ(廃道でなければ)。今の時期は入笠山はマイカー規制が実施されるが平日は問題ないだろう。
尾高山の帰り道、涼しく夜を過ごす意味でも入笠山に上がろうと高遠から入ろうとしたらいずれのルートも工事中で入笠山へは入れないとのこと。マイカー規制の案内もあり、なんと平日も規制期間だったが規制時間帯は朝8時〜午後2時の日中であり、早朝は問題ないようだ。朝一番で登ってしまい、すぐ下山する予定なので問題なしだ。
入笠山駐車場 | 案内標識。小入笠山は大沢山と記されている |
杖突峠を越えて富士見町に出て入笠山へと登っていく。もう夕方で規制は解除されており入笠山と小入笠山鞍部のマナスル山荘近くの駐車場まで入ることができた。平日夜なので駐車場は空っぽ、標高は既に1800m近く涼しいというより寒いくらいだった。やがて雷雲がやってきてザーッと雨が降ってきた。
林道分岐 | ゲート |
翌朝、朝飯を食ってまだ薄暗い中を出発、山頂までの距離は大したことはなくすぐ到着するだろうが、できるだけ涼しい時間に登った方が汗をかかなくてすむ。小さなナップザックだけ背負い、念のためゴアとスパッツを入れる。峠から僅かに西に下ると右手に林道が分岐、牧場に付きマイカー進入禁止の看板があるが立派な舗装道路だ。少し進むとゲートが登場、牛が逃げないように設けられたものだろう。関係者以外立入禁止と書かれているが、悪いことをするためではないので入らせてもらう。
牧場内の道 | 富士山が見えた |
南隣は入笠山 | |
林道から見た乗鞍岳(クリックで拡大) | |
林道から見た北アルプス(クリックで拡大) | |
林道から見た中央アルプス(クリックで拡大) |
牧場内なので牛がいるかもしれないが、カモシカと同様の動物で基本的におとなしい性格なので刺激しなければ問題なかろう。しかし牧場内には牛の姿が無く、代わりに鹿の姿が多い。なんか黒河山や二児山の北川牧場みたいだ。ま、あっちは牛もいたけど。牧草も牛に食われた形跡が無い。斜面は全部牧草地ではなく木も生えているが概ね開けた場所いが多く、中アや北アが良く見える場所もあった。
山頂部のゲート | 山頂部の天文台。2つある |
廃止された電波中継所 | 小入笠山山頂 |
やがて平坦なピーク直下に到着、再びゲートが現れてその向こう側は牧場外のようだ。ピークには小さな天文台が2つ存在し、この林道はそこへの道も兼ねているらしかった。ここから先は未舗装で、まだ高い場所があるかもしれないので平坦地を北に進むと奥に建物が登場、見た感じは廃止された電波中継所で、昔は屋上に電波塔が立っていたと思われるが今は何もない。その手前右側に小さな露岩があって、ここが自然地形の最高地点だった。樹林で周囲の展望はなかったが、もし開けていれば北アのいい展望台だろう。
帰りも同じルートを戻る。